ペットが亡くなると、「遺体の安置はどうすればいいの?」と悩むかと思います。
ペットの安置には腐敗を防ぐためにドライアイスが効果的です。
ドライアイスの購入場所が分からない方もいるかと思いますが、主にインターネットで購入するのが一般的ですよ。
本記事では、ペットの安置に効果的なドライアイスについて詳しくお伝えしていきますね。
目次
ペットの遺体をドライアイスで安置する方法
ペットの遺体を安置をするために身体を冷やしてあげる必要がありますが、その時にドライアイスが有効です。
ここでは、ドライアイスで安置する方法や注意点を紹介していきますね。
①ドライアイスで安置する方法
- 棺となる箱(ダンボールなど)を用意する
- 箱にタオルや毛布を敷き、遺体を納める
- タオルで包んだドライアイスを遺体に当てる
- バスタオルなどでペットの体を包む
ドライアイスでペットの遺体を安置する手順は、上記を参考にしてください。
ドライアイスはマイナス78℃とかなり低い温度なため、保冷剤よりも遺体の腐敗を遅らせることができます。
目安として、夏場で4日〜7日、冬場で7日〜10日ほど安置することが可能ですよ。
ペットの安置の仕方について、詳しくは下記の記事に手順を記載していますのでご覧いただければと思います↓
②ドライアイスを使う際の注意点
- ペットの体に直接ドライアイスを当てないようにすること
- ドライアイスは溶けると二酸化炭素が出るため、締め切った部屋では使用しないこと
ドライアイスを使う際は上記のような注意点があります。
ドライアイスをペットの身体に直接当てると身体の毛がドライアイスについてしまい、毛が抜けてしまう恐れがあります。
必ず布や新聞紙などに包んだ状態で身体の周りに置いてあげましょうね。
また、ドライアイスは使用すると数時間で無くなってしまうため、頻繁に交換が必要となるでしょう。
③ドライアイス以外の安置方法
- 保冷剤
- ペットの安置用の棺
ペットの腐敗を防ぐ方法は、ドライアイス以外にも、上記のように保冷剤やペットの安置用の棺(天使のつばさ)を使う方法があります。
保冷剤を使うメリット・デメリット
<保冷剤を使うメリット>
- ドライアイスよりも手に入りやすい
- 値段がドライアイスよりも安い
<保冷剤を使うデメリット>
- ドライアイスよりも安置できる期間が短い(夏場で1日〜2日、冬場で3日〜4日)
ペットの安置用の棺を使うメリット・デメリット
<ペットの安置用の棺を使うメリット>
- 防腐・抗菌効果がある
- 目安として1〜2週間ほど遺体を安置しておくことができる
- 保冷剤・ドライアイスを使う必要がない
- そのまま火葬をすることができる
<ペットの安置用の棺を使うデメリット>
- 保冷剤やドライアイスよりも費用がかかる
ペットの安置用の棺は詳しくいうと「天使のつばさ」という商品で、遺体を真空保管することが可能です。
天使のつばさは、メーカーによると1ヶ月安置ができると記載されていますが、実際には1〜2週間程度を目安にするのが良いと言われていますよ。
もし遺体の安置期間を延ばしたい場合は、ドライアイスか天使のつばさが適していると言えるでしょう。
ペットと一緒に火葬ができる棺と、一緒に火葬ができない棺については下記の記事をご覧いただければと思います↓
ドライアイス【購入場所】
冒頭でお伝えしたように、ドライアイスの購入場所は主にインターネットになるかと思います。
スーパーや生鮮食品などでもドライアイスは手に入りますが、大量には貰うことができないからです。
また、製氷店などから仕入れる方法もありますが、時間がかかる恐れがあります。
これらの理由から、購入場所として最もおすすめなのはインターネットということになるのです。
具体的には楽天やアマゾンで購入すると、次の日には届くことが多いですよ。
金額の目安ですが、5kgで約3000円になります。
ドライアイス【どのくらい必要?】
ドライアイスは使用すると数時間しか保たないため、頻繁に交換が必要になります。
そのため、「どのくらいの量が必要なの?」と疑問に思うかと思いますが、必要な量は安置する期間とペットの大きさで変わります。
20〜24時間保冷する場合に必要なドライアイスの量
小型犬:5kg〜
中型犬:8kg〜
大型犬:10kg〜
上記が目安になりますが、安置している部屋の温度や、ペット用の棺に入っている場合などで溶け具合は変わります。
また、火葬まで2日以上ある場合はドライアイスの保存が保たないため、1度に2日分を購入するのではなく、分けて購入した方が良いでしょう。
ドライアイス【長持ちさせる方法】
新聞紙などで包んで冷気を逃さないようにする方法が最も有効
ドライアイスの温度はマイナス78℃ほどなので、たとえ冷蔵庫や冷凍庫に保管しても数時間しか保ちません。
1kgのドライアイスの場合、常温保存だと2〜3時間ほどしか保たないと言われています。
ですが、ドライアイスを新聞紙などで包んであげることで、自分の冷気で自分を冷やすことができ、冷凍庫よりも保ち時間を延ばすことが可能になります。
布や新聞紙でドライアイスを包み、厚めの発泡スチロールに入れて蓋をすると、常温保存でも1kgで15時間は保つと言われていますよ。
この方法を使えば、ドライアイスを大量に購入しても溶ける心配が少なくなるでしょう。
まとめ
- ペットの火葬前の安置 にはドライアイスが効果的
- 使い方:布で包んだドライアイスをペットの遺体の周りに置いて冷やしてあげる
- ドライアイスはスーパーでは少しの量しか手に入らないため、ネットで購入するのがおすすめ
- 保存期間が数時間しか保たないため、ペットちゃんが亡くなる前に事前に購入した方が良い
今回紹介したドライアイスを長持ちさせる方法も参考にして、購入する量やタイミングを決めていくようにしましょうね。