「うさぎが亡くなったら、どこでどんな方法で火葬するの?」
「うさぎの火葬はどんな感じで行うの?」
と、飼っていたうさぎが亡くなったら「どこでどんな方法で火葬するのか?そもそもうさぎの火葬はどんな感じなのか?」分からないですよね。
そこで僕はネットのサービスを使って、実際にうさぎの火葬を行なった方々(3人)に経験談をお聞きしました。
アンケート内容
- 火葬はどこでどんな方法で行なったか?
- 火葬費用や火葬時間は?
- 心残りはないか?
- 火葬をする際に気をつけることはあるか?
上記の点についてお聞きしてきましたので、本記事ではそのアンケート結果をお伝えしていきますね。
アンケート結果をご紹介したあとは、一般的なうさぎの火葬場所や火葬方法、火葬費用などもお伝えしているので、そちらもご参考になるかと思います。
あなたが、うさぎちゃんと後悔のないお別れができるよう、少しだけでも僕の知識がお役に立てれば幸いです。
目次
【3人に聞いた】うさぎの火葬はどんな感じで行なったの?
今回は、松田さん、白井さん、上村さんの3人の方々にうさぎの火葬の経験談をお聞きしました。
お話の内容をご紹介していきますね。
Q1.うさぎが亡くなったあと、火葬は何日後にされましたか?
松田さん
2日後に火葬しました。
なかなか亡くなってしまった事実を受け止められずにいたので、自分の部屋に火葬するまでの間は今まで飼っていたゲージの中に入れて置いていました。
私が寝る時もケージを横に置いて、火葬するまで声をかけていました。
火葬当日は午後1時くらいにお寺に受付しに行って2時間ほどで焼き上がりました。
白井さん
当日の夕方です。
白井さん(50歳女性)
私は今までにネザーランドドワーフ、ミックス、レッキスの計3匹を火葬しました。
どのウサギも亡くなった時間帯が朝か昼間だったので、火葬は必ず当日の夕方にしてもらっていました。
自宅では体の大きさに合わせた菓子箱に綺麗なタオルを敷き詰めて、そこに遺体を納めてケージの中に安置していました。
蓋はせず引き取りまでの間、いつでも撫でられるようにしていました。
上村さん
翌日の14時ごろです。
上村さん(28歳女性)
闘病中、ご飯を食べなくなってしまったので病院に行き、自宅に帰ってすぐに息を引き取りました。
火葬はうさぎが亡くなった翌日に行いました。
時間はお昼過ぎ(14時頃)だったと思います。
うさぴ(うさぎの名前)が亡くなった翌朝は、いつも使っていたお皿にご飯を持ってあげ、いつものように撫でてあげました。
でも、いつもと違い反応してくれないうさぴ。
涙が止まりませんでした。
自宅ではいつも過ごしていたケージの中にタオルでお布団を作ってあげて、寝かせてあげました。
安らかなお顔で、本当に眠っているようでした。
Q2.うさぎはどこで火葬をされましたか?
松田さん
お寺の火葬場です。
松田さん(33歳女性)
お寺が運営されている火葬場で火葬を行いました。
インターネットでペットの火葬について調べたら、ペットの火葬をしているお寺を案内してくれるところを見つけました。
料金も予算内であったため、その場所で火葬してもらうことにしました。
白井さん
電話の対応が良かった民営火葬場です。
白井さん(50歳女性)
1匹目のときに家の近所で火葬、埋葬してもらえる所を探して、たまたま民営のペット葬儀社に電話をしたら、対応も早く感じも良かったので火葬をお願いしました。
また、埋葬地が緑豊かでウサギもここなら安らかに眠れそうだと判断しました。
3匹とも同じ場所で火葬をしました。
上村さん
親族のお墓の近くにあるペット霊園を選びました。
上村さん(28歳女性)
私は親族のお墓近くにある民間のペット霊園を選びました。
もともと場所を知っていたというのと、自宅から1番近いペット霊園がそこだったので依頼しました。
依頼の際はペット霊園に電話をしたところ、お昼過ぎの時間が空いているとこのとで、火葬が決まりました。
こんなにも淡々と事が運ぶのだな、と思った記憶があります。
Q3.うさぎの火葬当日はどんな流れで火葬が行われましたか?
松田さん
お経のあと火葬が始まりました。
松田さん(33歳女性)
火葬当日、私たちは元気がない状態でお寺に行ったのですが、お寺の方が温かく迎えてくださいました。
少し気持ちが落ち着いたのを覚えています。
お寺の方が颯太(うさぎの名前)を仏様の場所に連れて行ってくれて、お経を読んでくれました。
私たちは手を合わせてお経を聞き、お線香をあげました。
そのあと、思い出の品と一緒に颯太を出棺し、火葬してもらいました。
火葬中は別室で待機し、焼き終わったとの連絡を受けて、お骨を拾って骨壺に納めました。
最後に、骨壺を綺麗な白い紙袋のようなものに入れてもらって受け取りました。
白井さん
私は遺体を引き取りに来てもらいました。
白井さん(50歳女性)
私は、業者に連絡→遺体の引取→火葬後骨壺に入れて業者から自宅に返却してもらう、という流れで行い、立ち会いとお骨拾いはしませんでした。
遺体を自宅まで引き取りに来てもらったので、私自身は火葬場に出向いていません。
家の事情で留守にすることが出来なかったので、この火葬プラン(一任個別火葬)を選びました。
3匹とも同じ火葬プランを選んだのですが、大体、当日か翌日に骨壺が返却される感じです。
遺体の引き取りを待っている間は、冷たくなった体をずっと撫でてあげて“もう一度目を開けて欲しいな”と思いながら、これまでの思い出を家族と話していました。
遺体の引取の際は、やはり業者の方にお渡しする時が一番つらく、渇れるまで泣いたはずなのにまた涙が溢れて止まりませんでした。
引取後は骨壺が返ってくるのを待つのですが、その間は火事や介護に追われてしばらくは日常に戻ります。(喪失感がすごく、あまり身が入りませんが…。)
骨壺にお骨を入れて業者の方が届けてくれた時は、必ず“お帰りなさい”と言いながら受け取りました。
上村さん
棺にお花を敷き詰め、お見送りをしました。
上村さん(28歳女性)
火葬当日、病院に行くときに使っていたキャリーにうさぴ(うさぎの名前)を入れて、お気に入りだったおもちゃとタオルを横に入れてあげて霊園に向かいました。
ペット霊園に着いたら、キャリーごとスタッフさんに預けて、うさぴを棺に納めてもらいました。
たくさんのお花が敷き詰められ、棺にいるうさぴはとても安らかでした。
お花だけでなく、うさぴのお気に入りだったおもちゃも一緒に棺に入れて下さりました。
火葬前、うさぴの姿を見られるのがこれで最後だと思うと、なかなかお別れを終えられませんでした。
それでもスタッフさんは私たちが納得いくまで待っていてくれました。
お別れを済ませて別室に移動し、いざ火葬が始まると、さっきまで悲しみで潰れてしまいそうだったのが不思議と少しずつ楽になっていきました。
うさぴが亡くなったという事実を受け入れるのに必要な時間だったのだと思います。
火葬後はお骨拾いでした。
とても骨が太くて丈夫な子だったので、完全に焼けてなくなることなく、かなりの数がしっかりと残っていました。
高さ18センチほどのサイズの骨壺に丁寧に納め、一緒におうちに帰りました。
Q4.うさぎの火葬費用や火葬時間はどのくらいでしたか?
松田さん
費用は2万円、火葬時間は3時間ほどでした。
松田さん(33歳女性)
うさぎの種類はライオンラビットで、火葬費用は骨壺も含めて2万円でした。
私は遺骨を自宅に持ち帰ったので、埋葬費用などはかかりませんでした。
火葬時間は、お経やお骨拾いなども含めて全部で3時間ぐらいかかったと思います。
短時間でさっさと火葬するようなことはしたくなかったので、じっくりやっていただき感謝しています。
白井さん
実質0時間です。
白井さん(50歳女性)
私の場合立ち会いをしなかったので、実質0時間です。
引取から骨壺返却までは早くて4時間位でした。
火葬費用は、およそ1万円でした。
骨壺代も火葬費用に含まれていました。
上村さん
火葬費用は1万円、所要時間は1時間半ほどでした。
上村さん(28歳女性)
火葬費用は1万円でした。骨壺の料金も含まれていたと思います。
所要した時間は1時間半ほどだったかと思います。
うさぴを預けたあとは準備が整うまで別室で15分か20分ほどで待機し、準備が整ってから家族でお別れをしました。
Q5.うさぎの火葬後、遺骨はどうされましたか?
実家に置いています。
松田さん(33歳女性)
私がうさぎが亡くなって悲しかったのと同じくらい、家族も悲しがっていたので、今は実家に置いてあります。
お寺に1人置いて行くなんてことが出来ず、いつも一緒にいたいと思ったので持って帰ってきました。
旦那さんとお骨をペンダントにしようか迷いましたが、お互い職業柄ペンダントができなかったので骨壺のまま、実家に置いておくことにしました。
白井さん
自宅で安置したあと、共同墓地に埋葬しました。
白井さん(50歳女性)
私の場合はしばらく家に骨壺を置いておき、頃合いを見て共同墓地に埋葬しました。
多頭飼いをしていて、皆同じところに埋葬したかったからです。
個別墓地だと一匹で埋葬するので寂しいと思いました。
緑豊かな墓地なので「今も元気に走り回ってくれていると良いな」と思っています。
上村さん
自宅のリビングに安置しています。
上村さん(28歳女性)
自宅で安置しています。
骨壺のサイズ的に自宅安置で問題なかったのと、リビングで遊ぶのが大好きな子だったので、自宅から離れた墓地ではなくリビングでの安置を選びました。
棚の一角を仏壇のようにして、月命日にお花を供えてあげています。
Q6.うさぎの火葬を終えて、心残りはありませんか?
後悔はありません。
松田さん(33歳女性)
まったく後悔していません。
お寺で個別火葬していただけて、本当に良かったと思っています。
お願いしたお寺が小鳥やハムスターなどの小動物の供養もされているところで、動物としてではなく家族として扱っていただけたことが本当にありがたかったです。
白井さん
心の残りはありません。
白井さん(50歳女性)
特に心残りはありません。
亡くなるまでの時間を本当に可愛がって大切に育てていたので、火葬して供養をした時も、“本当にうちの子になってくれてありがとう”と感謝の気持ちで送り出しました。
上村さん
お別れの時間もたっぷりとあり、火葬に納得しています。
上村さん(28歳女性)
火葬ではうさぎのお気に入りだったおもちゃを一緒に棺に入れて下さって、お別れの時間もたっぷり設けて下さったので火葬には納得しています。
火葬前の準備からお別れの時、お骨拾いまで、スタッフさんがとても親切だったのが印象的でした。
悲しみに暮れていた私たち家族に寄り添って頂けて、親切に丁寧に対応して頂けたおかげで、私たちはうさぴを見送ることができました。
スタッフさんには感謝しています。
自宅でも毎日ご飯とお水をお供えでき、月命日にお花も供えてあげられます。
何より離れることなく自宅に一緒にいることができているので、供養においては後悔はありません。
Q7.これからうさぎの火葬をされる方に向けて、伝えておきたいことがあれば教えてください。
お骨を拾える個別火葬をおすすめします。
松田さん(33歳女性)
今までの思い出を振り返って、感謝の気持ちを持って送り出したいと思うのなら、少しくらいお金と時間がかかっても個別火葬でお骨拾いをするプランをおすすめします。
私自身、家族以上の存在であったので思い入れが強く、うさぎが亡くなってしまった後、辛い気持ちでいっぱいでした。
ですが、しっかりと火葬して供養してもらったら気持ちが軽くなりました。
白井さん
遺体を引き取りに来てもらう方法もおすすめします。
白井さん(50歳女性)
私のように事情があって家を空けられない場合は、遺体を引き取りに来て火葬してもらう方法もあるので、おすすめします。
他に伝えたいことは、火葬して体は無くなっても一緒に過ごした時間は消えません。
どうか悲しむだけではなく、“一緒にいてくれてありがとう”という気持ちで送り出してあげて下さい。
きっとウサギさんもその方が幸せだと思います。
上村さん
何が一緒に火葬できるか?を確認しておくと良いですよ。
上村さん(28歳女性)
棺にお気に入りだったおもちゃやタオル、おやつなどを入れることを許可して下さるか?を確認しておくと良いですよ。
また、個別火葬か合同火葬によってお骨拾いができる・できないが変わってくるので、そこもよく確認してご家族で相談してくださいね。
私は個別火葬を行いましたが、個別火葬は合同火葬より料金が高いので、予算も踏まえて火葬プランを選ぶことをおすすめします。
今回3人の方々は個別で火葬をされたようですが、上村さんがおっしゃったように、うさぎの火葬方法には個別火葬と合同火葬があります。
個別と合同にはそれぞれにメリットとデメリットがあるので、しっかりと把握してあなたに合うプランを選ぶようにしましょうね。
火葬方法については「うさぎの火葬にはどんな方法がある?」の見出しでご説明しているのでご覧ください。
経験談は以上になりますが、次の項目からうさぎの供養方法や火葬方法について詳しく解説していきますね。
うさぎが亡くなったときの供養方法
うさぎが亡くなったとき、供養方法には「土葬」と「火葬」の2つがあります。
あなたが「うさぎをどうやって供養するか?」でお悩みであれば、まずはこの2つの供養の特徴を理解しておきましょう。
すでに「火葬をする」と決められている場合は、この項目を飛ばしていただいて次の項目「うさぎを火葬するまでの遺体の安置の仕方」または「うさぎの火葬はどこでできる?」をご覧ください。
①土葬
「土葬」とは、遺体をそのまま土の中に埋める供養方法のことです。
スコップや軍手などがあればすぐにできるため、火葬と違って手間や費用がかからないメリットがあります。
ただ、土葬には3つのデメリットもあるのでご紹介しますね。
土葬の3つのデメリット
- 腐敗臭が出る恐れがある。
- カラスや猫に掘り起こされる恐れがある。
- 自己所有地以外の場所では土葬をしてはいけない。
土葬は遺体をそのまま土の中に埋めるため、掘る深さが足りないと腐敗臭が出る恐れがあります。
腐敗臭のリスクを抑えるには、土は40cm〜60cmほど掘ってから埋めることが大切になります。
また、カラスや猫などの野生動物が遺体を掘り起こしてしまう恐れもあるので、その点を踏まえても深く掘ることが重要になるのです。
また、土葬は自宅の庭など、自己が所有している土地でしか行うことはできません。
自己所有地以外(山や公園など)に許可なく土葬を行うと、「ゴミの不法投棄」と同じ扱いになってしまい、罰金となる可能性があるので注意しましょうね。
土葬の方法や注意点など、詳しくはこちらの記事にお書きしているのでご参考にしてください🔽
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ペットの土葬の方法と注意点【火葬よりも土葬が良いの?】
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②火葬
「うさぎは火葬できるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、うさぎでも犬や猫と同じように火葬ができます。
今では多くのペット葬儀社でうさぎなどの小動物の火葬に対応しており、お骨も残すことができますよ。
ただ、火葬は費用がかかったり、たくさんの葬儀社の中から信頼できる葬儀社を探さないといけないため、手間がかかります。
金銭面などを考慮して「火葬にするか、土葬にするか?」を選ぶようにしましょうね。
火葬にも土葬にもメリット・デメリットがありますが、僕は「火葬」をおすすめします。
火葬は、人間のお葬式のように手順を踏んでお骨にしてもらうことができ、死を受け入れて、お別れの気持ちを明確にすることができるからです。
うさぎを火葬するまでの遺体の安置の仕方
うさぎが亡くなったあと、遺体を腐敗させないために正しい安置をする必要があります。
火葬するまでの間、下記の手順で安置をしてあげてください。
- うさぎが入れるサイズの箱を用意する
- 箱の底に布を敷く
- うさぎを箱の中に納める
- 頭やお腹にタオルで包んだ保冷剤を当てる
- 涼しい場所に移動させて安置する
動物が亡くなると死後硬直が始まり、手足などは硬直していきます。
そのため、死後硬直が始まる前に、まぶたを閉じてあげたり、手足を曲げて箱の中に納めてあげましょう。
箱の中にはお花などを一緒に入れてあげるのも良いですよ。
また、亡くなると体液が目や口から出ることもありますので、タオルで都度拭いてあげてくださいね。
火葬するまでの安置期間は冬場で2〜3日、夏場だと1日〜2日ほどになります。
ペット葬儀社の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック
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うさぎの火葬はどこでできる?
ここからは、「うさぎの火葬ができる3つの場所」についてお伝えしていきますね。
①民間のペット葬儀社・霊園
うさぎに限らず、ペットの火葬では民間のペット葬儀社に依頼する方が多いです。
民間のペット葬儀社では火葬や葬儀ができて、合同墓地や納骨堂、葬儀社によっては個別墓地もあるため、火葬後は遺骨を納めることができます。
遺骨を自宅に持ち帰ることもでき、火葬プランによってはうさぎちゃんの遺骨を自分達で拾うこともできますよ。
ただ、全国にたくさんあって自分達に合う葬儀社を選べますが、その分、どの葬儀社に依頼しようか悩んでしまうかもしれません。
②自治体
うさぎちゃんは自治体で火葬をすることもできます。
民間のペット葬儀社と違い、数は少ないですが、運営母体がはっきりしているため安心感があります。
また、火葬費用が安い特徴があり、うさぎの場合は5,000円以内で火葬ができることも多いですよ。
ただ、ほとんどの自治体は、他のペットちゃんと一緒に火葬をする「合同火葬」しか行なっていません。
葬儀を行わず、遺体を預けたら飼い主さんは帰宅し、職員さんが火葬から埋葬まで行います。
民間のペット葬儀社よりも淡々としたお別れになることが多いので、その点をしっかりと理解しておきましょうね。
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③移動火葬車
移動火葬車とは、火葬炉が積まれた車の中で行う火葬方法のこと。
火葬車が飼い主さんの自宅まで訪問してくれて、自宅前や思い出の場所などで火葬ができます。
火葬後はお骨拾いをすることもでき、火葬場と同じように丁寧に個別火葬をしてくれますよ。
移動火葬車は24時間火葬に対応していることが多いため、夜間に火葬したい人にも必要とされています。
移動火葬車は「近所迷惑にならないの?」と心配になられる方もいらっしゃいますが、ニオイや煙などは出ないよう設計されているため、近所迷惑になることはほとんどありません。
また、火葬車には社名やロゴなどは記載されておらず、普通の白のワゴン車なので、外見では火葬車と分からないよう配慮もされていますよ。
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それぞれにメリット・デメリットがあるので、理解してあなたに合う火葬場所を選ぶようにしましょうね。
うさぎの火葬にはどんな方法がある?
うさぎの火葬方法には以下の3つがあります。
うさぎの3つの火葬方法
- 立ち会い個別火葬
- 一任(いちにん)個別火葬
- 合同火葬
ひとつずつ簡単にご紹介しますね。
①立ち会い個別火葬
立ち会い個別火葬は、火葬の立ち会いができ、火葬後のお骨も自分達で拾うことができる個別火葬プランのこと。
最初から最後までうさぎちゃんの側にいることができ、火葬後は墓地に埋葬したり、自宅に遺骨を持ち帰ることができます。
ただ、3つの火葬方法の中では、火葬費用は高くなります。
②一任(いちにん)個別火葬
一任個別火葬は、うさぎちゃんを個別で火葬できますが、火葬の立ち会いやお骨拾いはできません。
遺体を預けると、あとはスタッフさんが火葬からお骨拾いまで行います。
立ち会い個別火葬と同じで、火葬後は遺骨を自宅に持ち帰ったり、墓地に埋葬をすることができます。
費用は立ち会い個別火葬よりも数千円安くなりますよ。
③合同火葬
合同火葬は、他のペットちゃんと一緒に火葬を行う火葬方法のこと。
遺骨は他のペットと混ざるため、お骨拾いはできず、火葬後はそのまま合同埋葬となります。
僕は、ペットの火葬をされた方々にお話を聞いたりしていますが、「他のペットちゃんと一緒の方が寂しくないから安心」という方が合同火葬を選ばれていますよ。
また、費用も安くなるので「金銭的に余裕がない」という方も合同火葬を選ばれることが多いです。
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うさぎの火葬費用と火葬時間
ペットの火葬費用は体重別で設定されていることが多く、体重が重くなるほど高くなります。
体重別で料金が設定されている理由は、体が大きいペットちゃんほど火葬の燃料などを使い、費用がかかるからです。
また、うさぎちゃんのような小動物の場合は、犬や猫に比べると火葬費用は安くなりますよ。
火葬時間もペットが大きいほど長くなり、うさぎの場合は30分〜50分を目安としてお考えください。
ただ、お骨拾いなどを行うこともあるため、飼い主さんの所要時間は火葬方法によって変わります。
ここでは、火葬方法別でうさぎちゃんの火葬費用と火葬時間をお伝えしていきますね。
火葬費用は、「矢崎健三」さん発行の書籍「ペットを安らかに送る終活のすべて」からご参考にさせていただきました。
①うさぎの火葬費用と火葬時間【立ち会い個別火葬】
費用 | 22,000円 |
飼い主さんの所要時間 | 1時間30分〜2時間30分 |
立ち会い個別火葬は、立ち会いやお骨拾いができるため火葬方法の中では費用が最も高いです。
約22,000円が相場となります。
また、所要時間は「お別れの時間」や「火葬時間」、「お骨拾い」などを合わせると、1時間30分〜2時間30分ほどかかることが予想されます。
②うさぎの火葬費用と火葬時間【一任個別火葬】
費用 | 20,000円前後 |
飼い主さんの所要時間 | 約1時間前後 |
一任個別火葬は、立ち会いやお骨拾いができない分、料金は下がり20,000円が相場になります。
また、火葬に立ち会わないため、所要時間は「遺体の引き渡し時間」と、「火葬後のお骨を受け取る時間」、「移動時間」などで約1時間前後となるでしょう。
③うさぎの火葬費用と火葬時間【合同火葬】
費用 | 17,000円 |
飼い主さんの所要時間 | 約20分〜40分前後 |
合同火葬は他のペットちゃんと一緒に火葬を行う分、費用は安くなり、17,000円が相場です。
合同火葬の場合は火葬後は合同埋葬となるため、骨壺を受け取る時間はありません。
「遺体の引き渡し時間」と「移動時間」だけなので、所要時間は約20分〜40分を目安としてお考えください。
ちなみに、僕はペットを合同火葬された方にお話を聞いたりしていますが、「遺体の引き渡しだけだったから、5分ぐらいで終わった」という方もいらっしゃいました。
この方のように、合同火葬の場合は遺体の引き渡しがすぐに終わることもあるため、所要時間はかなり短いかもしれません。
うさぎの火葬後の遺骨の6つの供養方法
うさぎのような小動物の火葬でも、遺骨は残ります。
遺骨の供養方法は、犬や猫と同様で以下の6つの方法が挙げられますよ。
遺骨の6つの供養方法
- 自宅に持ち帰って安置する。
- 自宅に持ち帰って庭に埋葬する。
- 個別墓地に埋葬する。
- 共同墓地に埋葬する。
- 納骨堂に納骨する。
- 海や山に散骨する。
上記の中でも、個別墓地や納骨堂は管理費などの費用がかかるため、予算も踏まえた上で供養方法を考えましょう。
参考程度ですが、うさぎちゃんなどの小動物の火葬の場合は、遺骨を合同墓地に埋葬したり、自宅に持ち帰って供養される方が多くいらっしゃいます。
個別墓地は「お参りに頻繁に行けなくなるかもしれないから」、「お金がかかるから」などの理由で選ばないことが多いようですね。
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うさぎの火葬に関する【Q&A】
ここからは、うさぎの火葬に関する不安点・疑問点を「Q&A」でまとめましたので、ひとつずつご紹介していきますね。
知りたい項目からご覧いただけます。
Q1.うさぎのような小動物でも、犬や猫のように丁寧に火葬してくれるの?
ペットの火葬ではうさぎだからといって軽い扱いを受けることはありません。
「ペットは飼い主さんにとって我が子同然の存在」であることを、葬儀社の方は十分に知っているからです。
実際に今回ご紹介した3人の方々も、「うさぎちゃんを丁寧に火葬してくれて大変良かった」とおっしゃられていました。
また、訪問火葬を専門とするペット葬儀社「愛ペットグループ」さんも下記のようなことを言われていました🔽
うさぎも大切にされていた家族の一員です。
多くのペット葬儀社も、できる限り飼い主様に寄り添い、「最後のお別れのお時間を良いものにしよう」と努力してくれています。
小動物だからと心配されず、火葬業者にお願いしてみていただくことをお勧めします。
特に実績があったり評判の良いペット葬儀社であるほど、親身に寄り添って対応してくれることが多いのでオススメします。
Q2.お骨はどのくらい残る?
「うさぎを火葬したら、実際にどのくらいのお骨が残るの?」と疑問に思われるかもしれません。
「どのくらい残るのか?」については実際に動画を用意しましたので、ご覧いただければと思います。
上記は、うさぎ(いいこちゃん)の火葬のときの様子を飼い主さんが撮影した動画です。
お花や食べ物(バナナやフードなど)などをお供えして、家族みんなでお見送りをされています。
火葬後の遺骨については3分14秒あたりをご覧ください。
お骨の様子を葬儀社の方が丁寧に説明をしてくれています。
Q3.うさぎの骨壺のサイズは?
うさぎちゃんの遺骨を自宅に安置する場合、骨壺に入れて持ち帰ることになります。
一般的にうさぎの骨壺のサイズは、3寸(直径約9cm×高さ約11cm)と言われています。
ほとんどのペット葬儀社では3寸サイズの骨壺は用意されているので、葬儀社で購入をするのが通常の流れになります。
葬儀社によっては火葬プランの中に骨壺代が含まれていることも多いので、事前に確認をしておくと良いですよ。
ちなみに、今はネットのアマゾンや楽天市場などで可愛らしいおしゃれな骨壺が販売されています。
3寸サイズであれば、3,000〜5,000円ほどが相場になります。
Q4.うさぎの遺骨を入れられるアクサセリーはあるの?
うさぎちゃんの遺骨を入れるために作られた専用アクセサリーは販売されています。
どの葬儀社にもあるとは限らないのですが、ペット葬儀社では「遺骨を入れられるアクセサリー」を販売していることが多いですよ。
遺骨アクセサリーの例
- 遺骨ペンダント
- 遺骨キーホルダー
- 遺骨ネックレス
上記のようなグッズが販売されており、うさぎ専用の遺骨入れはネットなどでも購入することができます。
Q5.うさぎと一緒に火葬できるものは?
うさぎと一緒に火葬できるもの
- うさぎちゃんの食べ物・おやつ
- うさぎちゃんのおもちゃ(素材による)
- うさぎちゃんへの手紙
- 少量のお花・色素の薄いお花
うさぎと一緒に火葬できないもの
- 大量のお花・色素の濃いお花
- ゴム・プラスチック製のおもちゃ
- 洋服・クッション
「うさぎと一緒に火葬できるもの・できないもの」は上記を参考にしてください。
大量のお花は灰がお骨に付着する可能性があり、色素の濃いお花はお骨に色素が移ってしまう恐れがあります。
また、ゴム製やプラスチック製のおもちゃは変なニオイがしたり、黒い塊となってしまったり、お骨に悪影響を与えてしまう恐れがあります。
そして、洋服やクッションは火葬した際に繊維が灰になってしまってお骨に悪影響を与えてしまうため、一緒に火葬することができません。
Q6.うさぎの火葬に行くときの持ち物について
持ち物
- ハンカチ
- 数珠
- 生前のうさぎちゃんの写真
- おもちゃ
- お花
- 一緒に火葬するもの
うさぎの火葬に行くときの持ち物は上記のようなものが挙げられます。
うさぎに限らず、ペットちゃんの火葬の際は涙を流される方は多くいらっしゃるのでハンカチは持っていきましょう。
また、火葬前のお焼香の際に写真を立てかけたり、お花をお供えをすることもできるので、持って行くと良いでしょう。
うさぎちゃんの好きだったおもちゃも、お別れの時間のときに写真の隣に置くと良いかと思います。
Q7.うさぎの火葬に行くときの服装について
ペットの火葬に行くときの服装に決まりはありません。
そのため、喪服で行く必要はなく、普段着で行っても大丈夫です。
ただ、派手な服装で行くと他のペットの供養で来られている方のひんしゅくを買う恐れがあるので、派手な服・露出が多い服装は控えるようにしましょう。
ペットの火葬の際によく言われている無難な服装は黒を基調とした服装ですよ。
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Q8.うさぎの火葬を依頼するときに注意することはある?
うさぎちゃんは犬や猫よりも体が小さいため、遺骨も小さいです。
小さい遺骨ほど綺麗に残すためには技術が必要となるため、できるだけ実績があったり、評判の良い葬儀社にお願いすることをオススメします。
また、僕はペットの火葬をされた方々からお話を聞いたりしているのですが、葬儀社を選んだ理由で「家から近かったから依頼した」という方が多くいらっしゃいました。
ですが、自宅からの距離だけで選んでしまうと評判の悪い葬儀社に依頼してしまう可能性がありますし、実際に「急いで近くの葬儀社に依頼したら、対応が悪くて評判も悪かった」というような方がいらっしゃいました。
そのため、ペット葬儀社を選ぶ際は自宅からの距離や料金だけでなく、事前に口コミを確認したり、ご近所さんから話を聞いて評判を確かめるようにしましょう。
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うさぎの火葬をしたいけど、葬儀社の数はたくさんあるので「どの葬儀社に依頼したらいいか分からない…」と悩んでしまうかもしれません。
最後に、うさぎの火葬に対応しているおすすめのペット葬儀社があるのでご紹介いたしますね。
「ペット葬儀110番」という全国・全地域、どの地域にお住まいの方でもご利用ができる業者があります。
移動火葬車で飼い主さんの自宅前まで訪問してくれて、24時間365日いつでも火葬に対応してくれますよ。
ペット葬儀110番の特徴
- 全国・全地域の方がご利用可能。
- 24時間365日火葬に対応。
- 今日即日の火葬に対応。
- 移動火葬車で自宅前・思い出の場所で火葬が可能。
- 8,500円〜とリーズナブルな火葬料金。
- 相談無料、見積もり無料、キャンセル料無料。
- ご利用シェアNo.1の獲得など実績が豊富。
- 運営会社はメディア実績多数あり(TV・新聞など)
- 個別火葬と合同火葬が可能。
- 火葬の立ち会い・お骨拾いが可能。
- 遺骨を自宅に持ち帰ることができる。
ペット葬儀110番には上記のような様々な特徴があり、「すぐにペットの火葬をしてあげたい…」という場合でも対応をしてくれます。
また、無料相談もされているので「分からないことが多いから、とりあえず相談だけでもしたい」という場合でもご利用ができますよ。
ペット葬儀社選びのひとつとして、ご参考にされてみてくださいね。
最後に
初めてうさぎちゃんの火葬をするあなたにとって、分からないことが多くて不安ですよね。
うさぎの火葬はほとんどのペット葬儀社で行うことができ、遺骨も残ります。
なので、あとは気持ちを落ち着かせて、信頼できるペット葬儀社を選ぶようにしましょうね。
最後にお伝えしたいことは、できればうさぎちゃんが亡くなる前に、葬儀社を決めておきましょう。
大切な家族が亡くなったら、冷静でなくなり、葬儀社を探す気力がなくなることがあるからです。
僕がペットの火葬をされた方にお話を聞いていると、実際に以下のように後悔をされた方がいらっしゃいました。
業者は事前に調べ、遺骨の供養の仕方も決めておいた方が良いです。
43歳女性
亡くなったことが本当にショックで、大した調べをせずに依頼してしまいました。
スタッフさんの対応とか色々と雑で、プランも言われるがままにお願いしたから、遺骨も返ってこなかった。
今思うと、遺骨は持ち帰って自宅で供養してあげたかったです…。
何年経っても悔やみきれない思いをするから、しっかり調べてから業者を選ぶことが大切です。
あと「遺骨をどうするか?」など、火葬プランも事前に決めておいた方が良いですよ。
上記の方のように、亡くなったときは想像している以上のショックや悲しみを感じてしまう可能性があります。
そのため、事前に葬儀社や火葬プランなどを決めておくと、焦ることも減り、落ち着いて決めた通りの手順で火葬をお願いすることができます。
ペットが亡くなる前に「依頼するペット葬儀社」や「供養の仕方」を決めておくことは不謹慎なことではありません。
大切な家族だからこそ、事前に信頼できる葬儀社を調べておくことが重要で、それが後悔のないお別れに繋がりますよ。
地域別でおすすめのペット葬儀社をご紹介しています。
移動火葬車をお考えであればこちらの記事がご参考になるかと思います。
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【2020年最新】移動火葬ができるペット葬儀社ランキング5選!
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2日後です。
松田さん(33歳女性)