「ペットの火葬に行く際、どんな服装で行けばいい? 必要な持ち物は?」
「人間の葬式と違ってペットの葬儀では服装や持ち物には決まりがないの?」
と、あなたがペットの火葬が初めての場合、「どんな服装を着て、どんな物を持参すればいいのか?」分からないのではないでしょうか?
あとになって「あれも持っていけば良かった」というような後悔をしたくないですよね。
そこで僕はネットのサービスを使って、実際にペットの火葬を経験された方々(36人)に服装や持ち物に関するアンケートを取ってみました。
本記事では、そのアンケート結果をご紹介していきますね。
あなたがペットちゃんと後悔のないお別れができることを、僕は願います。
目次
【36人に聞いた】ペットの火葬・葬儀にはどんな服装で行ったの?
ペットの火葬経験者36人にアンケートを取ったところ、29人の方が火葬当日は普段着で行かれていました。
理由についてもお尋ねしたのでご参考にしてください🔽
普段着で行った方々の理由
いつもの普段着でいきました。
いつもの格好の方が今までペットと過ごした日々に近い気がしたからです。
また、まだ小さい息子もいたので、あまり悲しい雰囲気を出さないように選びました。
よそ行きの服装だと「ペットが気にしてしまう」と思いました。
35歳男性
ペットの火葬は初めてだったので、正装をするイメージがありませんでした。
また、ペットからしても、よそ行きの服装をしていたら「みんなどこかへ行っちゃうのかな?」とか気になってしまうのではないか?と思いました。
なので、普段通りの服装を選びました。なんとなく襟付きの服にはしていました。
お別れの感じがするのが嫌だったからです。
24歳女性
いつも通りの服装(黒のパンツにセーター)で伺いました。
というのも、かしこまりすぎてもお別れという感じがして嫌だったからです。
アンケート結果を参考にすると、「しんみりしすぎたくない」「いつもと同じ雰囲気のままでお別れがしたかった」「普段着のほうがペットからしても安心だと思うから」などの理由で普段着で行かれているようです。
派手な服装で行かれた方々はいらっしゃらず、Tシャツとジーパンだったり、セーターと黒のパンツ、カジュアルなワンピースなど、比較的ラフな格好で行かれています。
また、ペットを運ぶ際に体液などが服についても大丈夫なように、「汚れても良い服」を着て行かれた方も何人かいらっしゃいました。
アンケートの中には、「火葬後のお骨を拾う時にお骨の粉が舞い上がって服や靴が汚れた」という方もいらっしゃったので、「洗濯しやすい服装」で行くのも良いかと思います。
ペットの火葬ではどんな時に喪服を着ていくべき?
基本的にペットの火葬では喪服で行く必要はありません。
ただ、人間の火葬場と併設されたペット火葬場に行く際は、喪服のほうが賢明と言われています。
普段着で行ってしまうと、人間の葬儀や供養に来られた方々からひんしゅくを買ってしまう恐れがあるからです。
また「喪服で行ってはダメ」という決まりもありませんので、気持ち的に「喪服を着てしっかりとお別れをしてあげたい」という場合は、喪服で行くのも選択肢の一つです。
今回のアンケートで喪服や黒のスーツを着て行かれた方々も「ペットは自分の子供同然の存在だから」という理由で喪服を着て行かれたようです🔽
ちゃんとした格好が礼儀だと思ったからです。
30歳女性
人間と同じように黒のスーツでいきました。
ペットも家族であり、ちゃんとした格好が礼儀だと思ったからです。
家族同様の愛犬の葬儀なので喪服で行きました。
50歳女性
喪服で行きました。
家族同様の愛犬の葬儀でしたので、家族一同で喪服か制服姿で揃えようと思いました。
大人は喪服で揃え、子どもは各学校の制服で揃え、靴は黒いローファーにしました。
家族の葬式だったから黒スーツで行きました。
29歳女性
ペットであろうと家族の葬式には変わりなかったので、しっかりとその最期を見送る為に黒スーツで行きました。
弟はまだその当日学生だったので、学生服で行きました。
上記のように、喪服や黒のスーツで行かれた方々は36人中3人だけでしたが、3人とも「家族同然だから」という理由で喪服で行かれたようです。
火葬を終えて「私服で行ったらよかった」というような後悔をされた人もいませんでしたので、ペットを想う気持ちを大切にすれば、喪服でも普段着でも問題ないと言えますね。
あなたも、自分が納得できる服装でペットちゃんの火葬に行くようにしましょうね。
普段着か?喪服か?で悩まれる場合は「黒を基調とした服装」がオススメ
もし普段着か?喪服で行くか?で悩まれる場合は、黒を基調した服装で行くのが無難なのでオススメです。
実際に、今回のアンケートで36人中4人の方は、「地味目な服装」や「黒を基調とした服装」でペットの火葬に行かれたようです🔽
迷いましたが、お葬式っぽい雰囲気の服装を選びました。
36歳女性
実際ペットの葬儀に「礼服はやりすぎだろうか?」とか迷った挙句、礼服とまではいきませんが、白のブラウスに黒のパンツでお葬式っぽい雰囲気で行きました。
家族4人で参列して、黒のパンツに黒のカットソー、黒のパンツに紺のカットソー、子供2人は黒のワンピースです。
家族なのでお葬式を意識しました。
33歳女性
喪服まではいきませんが黒を基調として色味の服装に、大切な家族だったので一応お葬式を意識した格好で行きました。
母と私は白のブラウスに黒のパンツ、タイトスカートなど。
父と弟はダーク系のスーツを着用していました。
最後のお別れなので、できるだけ落ち着いた服装で行きました。
42歳男性
私服ではあったが出来るだけ落ち着いた感じの服装。出来るだけ黒っぽくなるように。
ペットではあるが、家族として一緒に過ごし最後のお別れのため自然とそのような服装になりました。
地味な服を選びました。
61歳女性
普段着のセーターとパンツに上着でしたが、色は地味な服を選びました。
日常がパンツスタイルなのと先代猫の経験もありましたので、普通の外出スタイルですが、色は黒っぽいものにしました。
カジュアルすぎたり華美すぎる服装は常識がないように感じました。
上記の方々のように、喪服とまでは行かなくても「最後のお別れだから、ちゃんとした服装でお見送りしたい」という場合は、黒を基調とした服装や地味目な服装がオススメです。
「ラフな格好は常識がないかな?」と思って悩んでしまう場合も、黒を基調した服装であれば、周りを気にせずに安心してペットちゃんのお見送りをすることができるでしょう。
結果をまとめると、ぺットの火葬では普段着で行かれる方が多く、喪服や黒を基調した服装で行く人は少ないようです。
ただ、葬儀場によっても雰囲気は変わるため、不安な場合は事前にペット葬儀社の方に電話で確認をしておくようにしましょうね。
今回のアンケート結果が、服装でお悩みのあなたの少しでもお役に立てれば幸いです。
次の項目から「ペットの火葬の当日はどんな物を持参したか?」についてのアンケート結果をご紹介しますね。
【36人に聞いた】ペットの火葬・葬儀で用意した持ち物は?
僕は今回、ペットの火葬を経験した36人の方々にアンケートを取り、ペットの火葬の際に持参した持ち物についてお尋ねしました。
みなさんが持参された持ち物についてご紹介しますね。
ペットの火葬で多くの方々が持参した持ち物
ペット火葬の持ち物
- ハンカチ、ティッシュ
- 数珠(人間用の数珠)
- ペットの好物だった食べ物・おやつ
- ペットのおもちゃ(ぬいぐるみなど)
- ペットの首輪・リード
- ペットの愛用のタオル
- ペットのよく着ていた衣服
- お花
- ペットの写真(遺影)
- 家族と一緒に撮った写真(一緒に火葬する用)
- 手紙
- スマートフォン、現金、貴重品
上記のような持ち物をみなさん持参されており、特にハンカチはほぼ全員の方が持参されていました。
上記以外では骨壺をペット葬儀社で購入せずに自分で遺骨入れを持参された人もいました。
あとは、お子さんがいる人で、子供が飽きないよう塗り絵や折り紙を持参された人もいらっしゃいましたよ。
火葬に行って「これは必要なかった」という持ち物はある?
アンケートでは「"これは必要なかったな"というものがあれば教えてください」という質問もしました。
今からペットの火葬の持ち物を準備するあなたの、少しでもご参考になるかと思うので、その回答をご紹介していきますね。
お線香は必要なかったです。
51歳女性
お線香も持参したのですが、霊園で用意してありましたので必要がなかったです。
ただ、お花も霊園で用意してくれたのですが、「もう少しいっぱい飾ってあげれば」と思いました。
お花は一緒に火葬できなかったので必要はなかったです。
30歳男性
お花を持参しましたが、愛猫の体が小さいため「お骨が灰に埋もれてしまう」と言われ、一緒に火葬することはできませんでした。
老猫で1.06kgに減ってしまっていました。
なので、お花はスタッフの方に「何かに使ってください」とお渡ししました。
毛布はいらなかったです。
31歳女性
毛布も持って行きましたが、一緒に燃やせなかったので「持っていかなくてもよかったかな」と思いました。
数珠はいらなかったです。
42歳男性
数珠はいらなかったです。私が行った火葬場は特にお坊さんがいるわけではなく、お経もあげなかったため。
火葬に行って「あれも持っていけば良かった」という持ち物はある?
アンケートでは「"あれも持っていけば良かった"というものがあれば教えてください」という質問もしました。
こちらもご紹介していきますね。
お布施です。
50歳女性
お布施です。
夫と相談した結果「火葬してもらうだけだから要らない」と判断しましたが、今思うと「数千円でも持参すべきだったかな」と思います。
「数珠を持っていけば良かったな」と思いました。
40歳男性
移動火葬車でしたので持参するものは特にありませんでした。
ただ、今思い返せば「数珠を持って見送りすれば良かったかな」と思います。
遺骨入れは自分で持参しても良かったかも。
31歳女性
亡くなって1日立っていたので鼻水などが出てしまっていたので、拭いたりおさえたりしてキレイにできるように、「ウエットティッシュ」や「小さいペットシーツ」を持って行ったらよかったと思いました。
家族写真を持っていけば良かったです。
23歳女性
先月(2020年2月末)に愛犬を火葬をしたのですが「家族写真を入れてあげればよかったね」と家族内で話すことがあります。
アンケート結果をみると「数珠は必要なかった」という人もいれば「数珠を持っていけば良かった」という人もいます。
人によって準備する持ち物は異なるようですね。
ただ「あとで持っていけば良かった」というような後悔がないよう、悩む場合は持参すると良いかもしれません。
また「お花は火葬できなかったから必要なかった」という人もいれば、「お花をもう少し飾って火葬してあげたかった」という人もいらっしゃいました。
次の項目でご紹介しますが、ペット葬儀社によって一緒に火葬できる物・できない物は異なるので注意が必要です。
ペット葬儀社によって一緒に火葬できる物・できない物が違うので注意
基本的に一緒に火葬できる物
- ペットの食べ物・おやつ
- 少量のお花・色素の薄いお花
- 家族と一緒に撮った写真
- 手紙
基本的に一緒に火葬できない物
- 金属類がついた首輪やリード
- プラスチック製のおもちゃ
火葬できる・できないが変わる物
- 洋服
- 毛布、クッション、タオル
- 大量のお花・色素の濃いお花
- ダンボール製の棺
- 樹脂製のおもちゃ
- 布製のおもちゃ
ペットの火葬では、おやつや写真、手紙、少量のお花、色素の薄いお花は火葬できることがほとんどです。
ですが、金属類がついた首輪やリード、プラスチック製のおもちゃは火葬をすると遺骨に悪影響を与えてしまう恐れがあり、一緒に火葬ができません。
それら以外の物もペット葬儀社によって火葬できる場合とできない場合があります。
今回のアンケートの中でも、洋服を一緒に火葬できた人もいれば、火葬できなかった人もいらっしゃいました。
お花も少量であれば火葬できることが多いですが、「大量のお花」や「色素の薄いお花」は遺骨に灰が付着したり、色素が移ったりするので火葬できないことが多いです。
全てのペット葬儀社が統一の基準を設けているわけではないので、今回お伝えする情報が必ず正しいと考えず、事前に「一緒に火葬できる物とできない物」を確認しておくことをオススメします。
アンケートの中でも以下のような人が実際にいらっしゃいました🔽
前もって準備していたけど、火葬できなくて後悔しました。
52歳女性
私の場合、火葬する時に入れる物を前もって準備していました。
ですが、直前におやつ以外入れることができないことを知り後悔しました。
猫が気に入っていた樹脂製・布製のおもちゃがあったんですが、火葬できなくて残念です。
火葬する時に一緒に入れられる物の種類や量が限られる場合があるので、事前に確認すると安心だと思います。
人間の火葬の時と違い、布製の物であっても拒否される事があるので注意した方が良いですよ。
ペットの火葬でお布施は渡した方がいいの?
「ペットの火葬でお布施は渡したほうが良いの?」と悩まれる方もいらっしゃいますよね。
先ほどご紹介したアンケート結果でも「お布施を持参するべきでした」と言われている人がいらっしゃいました。
ただ、ペット葬儀社の方々は「お布施は必要ない」とおっしゃることが多いです。
火葬料金の中にお布施代は含まれていることが多いからです。
お布施は「気持ちとして渡したい」という人もいると思うので、渡される場合は、一般的に3,000〜5,000円が妥当な金額と言われていますよ。
金額は3千円や5千円、1万円ほどで、一人の方は3万円を渡したようです。
ペットの火葬では人が写っている写真を一緒に火葬していいの?
人間の火葬の場合、生きている人の写真(お子様やお孫様、ご家族、ペットなど)を一緒に納棺・火葬してしまうと、あの世に呼ばれてしまうという迷信があります。
このような迷信から「ペットの火葬でも人が写っている写真は一緒に火葬しないほうが良いのかな?」と心配になられる方もいらっしゃいますよね。
この迷信については、自分の考え方次第ということになります。
人によって考え方は異なり「迷信が気になるから火葬しない」という人もいれば、ペットちゃんが寂しくないように入れてあげる人もいらっしゃるからです。
ただ、ペット葬儀社によっては、生きている人やペットの写真を一緒に火葬することを控えるよう勧める火葬場もあるようです。
そのため、写真を一緒に火葬しようとお考えの場合は、事前に「火葬ができるか?」を確認をしておいたほうが良いでしょう。
アンケートではこの迷信についてもお聞きしたので、回答をご紹介しますね。
【36人に聞いた】迷信は気にした・気にしていない?
36人中26人の方が、特に迷信は気にしなかったようです。
26人の中には迷信自体をそもそも知らなかった人もいましたが、「仮に事前に知っていても写真を一緒に火葬していたと思う」と回答されていました。
残りの8人の方々の中には「ペットの葬儀も人間の葬儀と同じだから、迷信を気にして一緒に火葬しなかった」という回答がチラホラ見られました。
このように、人によって考え方は異なりますが、全体的に見ると迷信を気にしてない人が多いようですね。
以下で4人ほど、そのままの文言で回答をご紹介しますね。
単なる迷信です。
21歳女性
単なる迷信であると思っています。
理由としては、我が家もペットと撮影した写真を1年ほど前に火葬しましたが、それから何も起きていないためです。
気にしません。
35歳男性
気にしません。
むしろ気持ちだけでも一緒にあの世に行けたのであれば、向こうで一緒に遊べていいなと思います。
「ペットが一緒に遊んでくれる」と喜んでいるのかどうかまではわかりませんが、きっとそう思ってくれていると思います。
母から全く同じことを言われました。
29歳女性
家族と一緒に写っていた写真も燃やしてもらおうと思ったのですが、母から全く同じ事を言われて断念しました。
私自身はその迷信を知らなかったので、とても日本らしいなと感じました。
ペットの火葬でも一緒に火葬しないほうが良いと思います。
49歳女性
迷信を信じているわけではありませんが、ペットの火葬でもしない方がいいと思います。
昔からの言い伝えは何かメッセージを伝えるものだと思うし、ペットは家族の一員だから、写真を一緒に火葬しない方がいいと思います。
上記の方々のように、人によって考え方は異なります。
アンケートの中にも「迷信を信じる・信じないは人それぞれだと思う」という回答が多くみられました。
あなたの考え方次第になりますが、僕の意見としては「ペットちゃんが寂しくないよう一緒に火葬してあげても良いんじゃないかな」と思います。
今回の結果が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
ペットと一緒に火葬するお花はどんなものがオススメ?
ペットの火葬の際は仏花にこだわる必要はなく、以下のようなお花がオススメと言われています。
どんなお花がオススメ?
- ペットちゃんのイメージに合う色のお花。
- ペットちゃんとの思い出のあるお花。
- 素敵な花言葉のあるお花。
一緒に火葬するお花は、「ペットちゃんに似合っている色のお花」や、「ペットちゃんとの思い出の中で記憶に残っているようなお花」を選ぶと良いでしょう。
また、素敵な花言葉のあるお花を以下の表にまとめましたのでご参考にしてください🔽
お花の種類 | 花言葉 |
カーネーション | 「無垢で深い愛」 見返りを求めない無垢な愛を注いだペットを思う自分の気持ちを伝えることができる。 |
ガーベラ | 「常に前を向く」「希望」 「私達は元気だから心配しないでね」という気持ちをペットに伝えることができる。 |
ひまわり | 「あなただけを見つめてる」 これからもずっとあなたを見続け、愛し続けていくことをペットに伝えることができる。 |
チューリップ | 「おもいやり」 子どものように愛したペットに贈るお花。 飼い主さんのペットに対する気持ちを伝えることができる。 |
スイートピー | 「優しい思い出」 ペットと一緒に過ごした日々に、飼い主さんは癒されたはず。 最期に改めて「ありがとう」と伝えることができる。 |
上記の花言葉を参考に、あなたのペットちゃんに合う素敵なお花を用意してあげてください。
ただ、前述したように、「濃い色のお花」や「大量のお花」は火葬できないことがあるので注意が必要です。
お花はペット葬儀社のほうで用意してくれることもあるので、その点も事前に確認をしておきましょうね。
ペットの火葬・葬儀で気をつけるべきマナーとは?
ペットの火葬では、いくつか気をつけるべきマナーがあります。
火葬当日、しっかりと葬儀に集中ができるよう事前にペット火葬のマナーについても知っておきましょう。
マナーをひとつずつご紹介をしますね。
人間の葬儀場と同じく、静かにすること
ペットの火葬・葬儀でも、人間の葬儀のときと同じように静かにしましょう。
施設内には納骨堂があったりと、お参りに来られている方々がいらっしゃるからです。
お子さんをお連れになる場合は騒いだりしないよう、あらかじめ注意をしておきましょうね。
アンケートを取った36人の方々の中にも、子供が飽きて騒いだりしないよう「塗り絵」や「折り紙」を持参された人がいらっしゃいましたよ。
ちなみに、葬儀社によって施設内の雰囲気は変わります。
人間の葬儀場と同じように静かで厳かな雰囲気もあれば、暖かさを感じるアットホームな雰囲気の場所もあります。
火葬中の待ち時間、スタッフさんが話しかけてきたりと、和やかに過ごす場合もあります。
そのため、必ずしも「静かに厳粛に過ごす」わけではないことを理解しておきましょうね。
お焼香のマナー
お焼香の回数にマナーや決まりはありません。
なので、各宗派に従ってもらって問題なく、宗派がない場合は1度だけでも大丈夫と言われています。
写真撮影のマナー
写真撮影は、基本的に行なっても大丈夫です。
ただ、マナーとしてスタッフさんに確認を取ってから撮影をするようにしましょうね。
写真だけでなく、動画を撮る人もいらっしゃいます。
写真や動画はずっと残しておくことができるので、もし余裕があればお撮りになるのも良いかと思います。
お骨拾いのマナー
お骨拾い(おこつひろい)とは、火葬後のペットの遺骨を骨壺に納めていくことを言います。
お骨拾いは、一般的には「箸渡し」という作法を用い、2人で箸を使って遺骨を掴み、骨壺に納めていきますよ。
ただ、一人ずつ箸を使って納めることもあり、葬儀社によってやり方は変わるようです。
お骨拾いの際は下にタオルなどが敷かれているので落としてしまっても大丈夫ですが、マナーとして丁寧にゆっくり行いましょうね。
こちらの動画はペットの亡骸・お骨が移るため、投稿者が年齢制限をかけられていますが、ご覧いただくことが可能です。
お骨拾いの様子は動画の6分あたりからご覧ください。
ペットの火葬・葬儀では心の準備も忘れずに
ペットの火葬の服装や持ち物、マナーについてご紹介しましたが、一番大切なのは飼い主さんの心の準備です。
服装や持ち物なども確認することが大切ですが、火葬当日、後悔のないお別れができるように心身の体調を整えておきましょう。
もしまだ火葬の依頼をされていない場合は、火葬はすぐに行う必要はなく、正しい安置をしておくことで数日間腐敗の進行を抑えることができます。
安置期間の間に気持ちを落ち着かせておきましょうね。
自分に合うペット葬儀社の選び方について詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック
-
-
ペット火葬・葬儀社の選び方【あなたは何を基準にして選ぶ?】
続きを見る
ペットの火葬で起こったトラブルについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック
-
-
【経験談あり】ペットの火葬ではどんなトラブルがある?対策は?
続きを見る
最後に:アンケートにお答えしていただいた方々からのアドバイスをご紹介
今回は実際にペットの火葬を経験した36人の方々にアンケートを取り、結果をご紹介しました。
最後に、今回アンケートを取った36人の方々の中から8人ほど、あなたに向けてのアドバイスをそのままの文言でご紹介いたしますね。
今からペットの火葬を行うあなたの、少しでもご参考になれば幸いです。
体調を整えて行かれてくださいね。
45歳女性
他の方と比べたことがありませんのでなんとも言えませんが、特に着飾る必要はなく、普段着で良いと思えます。
それよりも、愛するペットとの別れはなんとも寂しいものになります。
なので、いかに自分の体調を整え、何か最後にペットに持たせてあげるものはないか?と考えたり、骨をどのように残すか?を後悔のないように考えてあげてくださいね。
火葬できる物は事前確認が必須です。
49歳女性
火葬するとき、いつも寝ていたマットやベッドに寝かせて火葬してもらおうと思ったのですが、「火葬するときにペットの体にくっついてベタベタになるので入れない方がいいです」と言われました。
火葬できる物を事前確認することは必須です。
あと、うちの犬は具合が悪い期間が長かったけど、家族で葬儀の話し合いをしていませんでした。
どういう形の葬儀か?葬儀会社はどこにするか?は、ペットが亡くなる前から決めておいた方がいいかもしれません。
ハンカチ・ティッシュは忘れずに。
33歳女性
私は1人だけで火葬に行ったのですが、「家族みんなでお別れをしたかった」と今でも後悔しています。
持って行ったお花もおやつも私1人が決めたものだったので、一緒に行くことができなかった家族にも、何か一緒に持っていくものを聞いておけば良かったと思いました。
服装などは自由なところが多いとは思いますが、ハンカチやティッシュは必須ですので忘れずに持って行ってくださいね。
またペットの体を少し拭いたりできるようにウエットティッシュもあればいいと思います。
ペットへの手紙は大切な思い出になりました。
25歳女性
いつもペットが遊んでいたお気に入りの物、おやつ、ドックフード、後は「家に残ってしまっては中々処分に困ってしまう思い出の物」など一緒に火葬すると困ることが少ないかもしれません。
服装は沢山一緒に遊んだ洋服で行くと、ペットがいつもの気持ちのまま安らかにいけるんじゃないかと思います。
場所や年齢層にもよるかもしれませんが。
大好きなペットがいなくなることは考えられないけれど、ペットへの思いを書いたお手紙は今でも心に残っていて大切な思い出になりましたよ。
最後の最後までペットのことを考えてあげてください。
20歳女性
これからペットの火葬をされる方に向けて、火葬は本当にあっという間です。
あんなにフカフカで、あんなにあったかくて、あんなに愛しかったペットが、一瞬にして灰になり、空へ昇っていきます。
最後の最後まで可愛いペットのことを考え、愛してあげればそれだけで充分かなと思ったりもします。
ただのエゴかも知れませんが。
持ち物は事前に問い合わせておくと良いですよ。
33歳女性
選ぶ葬儀会社の雰囲気にもよるかと思うのですが、ペットを悔いなくしっかりと送り出したいのであれば、人間の葬儀と同じくらいの気持ちで準備していっても罰は当たらないかと思います。
普段着でいらしてる方もいましたが。
ペットと一緒に火葬したい物については、私の行った葬儀場ではルールがかなり厳しく、棺に入れられるものがほとんどありませんでした。
なので、おもちゃやお気に入りの品を入れたい場合は事前に問い合わせておくと良いですよ。
ペットが一番大事にしていたものを一緒に火葬してあげると喜ぶと思います。
30歳女性
服装は火葬場によってカジュアルでもよい所もありますが、分からないときは電話確認をした方が良いと思います。
ペットの種類によって持ち物が多少違うかもしれませんが、その子が一番大事にしていたもの、火葬できる素材を考えて一緒に連れて行ったほうが喜ぶと思います。
メッセージは私たちで考えて送りたいって思ったので、伝えるなら何か形に残して伝えたら良いと思いました。
カメラ撮影は必要ないかなと思います。
24歳女性
その方次第ですが、その子が大好きだった食べ物やおもちゃは一緒に火葬してあげた方が気持ちがスッキリするかと思います。
火葬はとても一瞬でしたが、4年前のことでも昨日のことのように脳裏に焼き付いていますので、スマートフォンなどで写真を撮る必要はないかなと思います。
(撮ってもあまり見返さないかと思います)。
いつも通りの姿で大好きな家族をお見送りしてあげてくださいね。
業者選びは口コミなどをよく調べてから依頼されてくださいね。
51歳女性
火葬車の場合の服装はいつも通りで良いと思います。
思い出の場所で火葬して頂けるし、我が家はいつも同じ場所です。
友人達も同じ場所で、飼い主さんの気持ちにとっても寄り添って頂ける業者さんです。
時間も遅い時間でも合わせて来て頂いています。
業者さんにも良し悪しがあると思うので、飼い主さん同士の口コミは大事だと思います。
よく調べてから依頼をされてくださいね。
施設スタッフさんと話し合って持ち物は準備されると良いですよ。
28歳女性
人間の葬儀の場合もですが、プラン・方法・地方のしきたり等あると思うので、施設スタッフさんのよく話し合って、準備をしたら良いと思います。
あと写真についてですが、スマホが普及してなかなか「写真」を持っていないご時世かもしれませんが、私は写真を一緒に火葬してよかったと思っています。
みなさんからのアドバイスは以上になります。
今回ご紹介したことが、少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
地域別でおすすめのペット葬儀社をご紹介しています。
ペットの種類別の火葬についてご紹介しています。
あまり悲しい雰囲気を出したくなかったからです。
25歳女性